“寒いとカラダがこりやすい”
“マフラーをすると肩がこる…”
“冬は頭痛になりやすい”
…とお困りの皆さん。

冬こそストレッチが重要です!

今回は、冬の頭痛・首こり・肩こり・腰痛などの慢性症状について詳しく紹介します!
これからますます寒くなる前に、対策を知りケアしていきましょう♪

記事内容
  • 1.寒さで肩こり悪化…なぜ?
  • 2.冬に気をつけたい症状
  • 3.症状別!ストレッチ紹介
  • 4.慢性症状治療

1.寒さで肩こり悪化…なぜ?

冬に肩こりで悩まされることが多いと思いませんか?
その理由は、気温の変化によって起こる身体の”防御反応”と深く関わりがあります。

ー体温を守るための身体機能ー

体温を守るために生じる体の機能は、体温の維持を目的としてさまざまな生理学的メカニズムによって調節されています。体温調節は、酵素反応や代謝プロセスの正常な進行、免疫機能の適切な働きなど、多くの生体機能にとって重要です。

①発汗

体温が上昇すると、脳の視床下部が刺激を受け、発汗中枢が活性化します。これにより、皮膚表面に水分が分泌され、蒸発によって体温を下げる効果があります。
役割: 発汗は熱を逃がし、体温を下げることで適切な範囲に調節します。

②血管収縮・拡張

寒冷な環境では、血管が収縮して皮膚からの熱損失を減少させ、内部の温かさを保ちます。逆に、体温が上昇すると血管が拡張して熱を逃がします。
役割: 血管の収縮・拡張は体温の調節を通じて、内部の温度を一定に保ちます。

③代謝調節

寒冷な環境では、体内の代謝率が上昇してエネルギーを発生させ、体温を維持します。逆に、高温の環境では代謝率が低下して体温を調節します。
役割: 代謝調節は体温の変動に対応してエネルギーの生成や利用を調整し、適切な温度を維持します。

④寒さに対する筋肉収縮

寒冷な環境では、筋肉が収縮して体を震わせることがあります。これによりエネルギーが発生し、体温が上昇します。
役割: 寒冷な環境への適応として、筋肉の収縮が体温の維持に寄与します。

これらの機能が連携して、外部の気温変化や体内の状態変化に対応して体温を適切に維持することができます。体温調節の失調は、低体温症や熱中症などの健康問題を引き起こす可能性があります。

気温が下がる冬は、②〜④に該当します。
そのほかに、肩こりの場合は寒さからくる以下の理由により悪化する場合があります。

1)筋肉の収縮と硬直
寒冷な環境では、筋肉が収縮しやすくなります。特に首や肩の周辺の筋肉は寒さに敏感であり、収縮や硬直が生じやすくなります。これにより、血液の流れが悪くなり、酸素や栄養の供給が不足し、筋肉がこりやすくなります。

2)血行不良
寒冷な気温にさらされることで、血管が収縮して血行が悪化します。良好な血行は筋肉や組織に酸素や栄養素を運び、老廃物を取り除く役割があります。寒冷な状態ではこれが阻害され、筋肉のこりや痛みが生じやすくなります。

3)姿勢の変化
寒い季節になると、体を温めるために身を縮こませることがあります。これにより、姿勢が悪くなり、特に首や肩に負担がかかりやすくなります。悪い姿勢は肩こりの原因となります。

4)運動不足
寒冷な天候により外での運動が減少することがあります。運動不足は筋肉の血行を悪化させ、こりや痛みを引き起こす可能性があります。

これらの要因が組み合わさり、寒冷な環境下で肩こりが悪化することがあります。寒い季節には十分な防寒対策を心掛け、適度な運動やストレッチを行い、正しい姿勢を保つことが大切です。

2 冬に気をつけたい症状

肩こり以外に、冬の気温低下により発症/悪化しやすい症状を紹介します。
これらの症状に対する早期の注意や対策を行うことで、健康を維持しやすくなります。

ー頭痛ー
寒冷な気温や乾燥した空気、寒暖差の急激な変化が頭痛の原因となります。また、冬場は風邪やインフルエンザが流行しやすいため、これらの感染症による頭痛も注意が必要です。さらに寒さにより悪化した肩こりが要因となり血行不良による頭痛も起きやすい時期になります。

ー首こり・肩こりー
寒冷な環境に晒されることで筋肉が収縮しやすくなり、首や肩のこりが生じやすくなります。悪い姿勢や運動不足もこれを悪化させる要因です。

ー呼吸器症状ー
寒冷な空気や乾燥した環境が気道を刺激し、風邪や喘息の発症リスクが高まります。喉の痛みや咳、息切れに注意が必要です。

ー冷え性ー
寒冷な季節になると手足が冷えやすくなります。これが慢性的に続くと、冷え性になる可能性があります。冷え性は全身の血行不良や慢性痛の原因となります。

ー関節痛ー
寒冷な気温が関節に影響を与え、関節痛を引き起こすことがあります。特に関節炎を患っている人は冬季の注意が必要です。

ー皮膚トラブルー
低温と乾燥した空気が肌を乾燥させ、かぶれやひび割れなどの皮膚トラブルが起こりやすくなります。特に手や顔、唇に注意が必要です。

これらの症状に対処するためには、適切な防寒対策、バランスの取れた食事、適度な運動、手洗いやうがいなどの感染予防策を心掛けることが重要です。また、異常な症状が続く場合は、早めに医師に相談することが大切です。

3.症状別!ストレッチ紹介

寒さがます冬の季節は、筋肉が硬くなりそれによる血行不良、そしてさまざまな症状が起こりやすいため、温活や筋肉の柔軟性を高めることが重要です。

▼お家でできるストレッチを紹介▼

-腰痛-
・慢性腰痛に効果的!腸腰筋のストレッチ

-姿勢改善-
・股関節ガチガチの向け!ストレッチ姿勢改善!!

-頭痛-
・頭痛改善!! 肩甲挙筋のストレッチ

-冷え性・むくみ改善-
・ハムストリングのストレッチ

当院では、治療だけでなく症状の再発防止や、これから発症する可能性のある症状への対策として、一人ひとりのお身体の状態に適したホームワーク指導を行っています。

また、より多くの方に安全なストレッチ・トレーニングを行っていただくため、国家資格者が簡単で効果的なホームワークをYouTubeにて配信しています。

4.慢性症状治療

慢性症状の治療には、症状の原因や程度に応じてさまざまなアプローチがあります。
以下は、慢性症状に対する一般的な治療法のいくつかです。
ただし、具体的な症状や状態によっては、個々の症状に合わせた専門的な治療が必要な場合があります。医師や専門家の指導を受けることが大切です。

1.)生活習慣の改善
適切な運動: 適度な運動は筋肉を強化し、血行を促進させることができます。ただし、運動の際には症状を悪化させないように注意が必要です。

健康的な食事: バランスの取れた食事は全身の健康をサポートし、慢性症状の改善に寄与します。特に抗炎症性の食品や栄養素を摂ることが重要です。

ストレス管理: ストレスが慢性症状を悪化させることがあります。リラックス法やストレス軽減の方法を取り入れ、心身のバランスを保つことが重要です。

2.)理学療法
マッサージ: 筋肉の緊張をほぐし、血行を促進させることができます。特に肩こりや腰痛などに対して有効です。

運動療法: 筋力トレーニングやストレッチを通じて姿勢や運動機能を改善し、慢性症状の緩和に寄与します。

3.) 専門的な治療
鍼灸療法: 鍼や灸を用いて体のエネルギーバランスを整え、症状の緩和を図ります。

カイロプラクティック: 骨格や神経系にアプローチし、慢性的な症状に対する改善を目指します。

慢性症状の治療は継続的であり、一度の治療だけでなく、生活習慣や予防策の見直しも含めた総合的なアプローチが求められます。

当院では、患者さんへ症状や日常生活についてを詳しく丁寧にカウンセリングし、国家資格者とAIによる姿勢診断によって現在の体の状態をしっかりと評価します。そこから導き出される適切な治療(整体整骨・マッサージ・鍼灸・リハビリ・トレーニング・医療機器…)を組み合わせ、一人一人のお体にあった治療プログラムをご提案します。

さらに当院では、4D整体や超音波鍼灸、メディカルマッサージなど西洋医学的観点から化学的根拠に基づいた医療をご提供しています。

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肩こり