むくみ

<背景・疫学>
細胞間質液と血液の浸透圧バランスが崩れ、細胞組織に水分が溜まって腫れるもの。浮腫発症のメカニズムとしては浸透圧の低下、血圧上昇(静脈やリンパ管の閉塞)、血管透過性の亢進などが挙げられる。

<原因>
全身性浮腫、局所性浮腫に分類される。
全身性浮腫は、うっ血性心不全、心タンポナーデ、肺高血圧症、腎臓病などの浸透圧の低下によるもの、肝硬変やネフローゼ症候群など低蛋白血症によるもの、アレルギーによるものなどがある。
局所性浮腫は、リンパ浮腫、感染症の他、長時間の同一姿勢や塩分お酒のとりすぎ、過労・ストレスが原因で起こる。

<一般的治療法>
原因疾患がある場合にはその治療が行われる。
局所性の場合は、適度な運動やマッサージなどが推奨される。